毎年この時期になるとシーズンのお誘い的な雑誌が発行される
僕も楽しみにしている一人だが、密かな楽しみは寄稿した方々の
編集後記というか編集長の感想文の様なものを読む事だ
そしてもう一つはGENTEMstickの広告を見る事だ
毎年玉井太朗が選び出すテーマは面白く興味深い、広告写真は必ず
水や波をテーマに選び出されていると思って見させて頂いている
見た目は水の動きや波の崩れる様だがそこに有る写真は雪そのものだ
今シーズンも見た瞬間は凍った春雪のスラッシュに見えたのだが
何回か見るうちにその写真は正に動き出し
スープは流れ、スプレーが飛び散った、、そう凍ってはいなくて
動いていたのだ、太朗さんの見ている視点と水と氷の共通点など
物は見方によって全く違う物になりうるということを思い知らされた
GENTEMstickが大切にする事、他のメーカーと違う部分はそこに有るのかも
しれない、今見える事は間違い無くそこに有る現実だが
その向こう側に有る世界を感じられる様に体感出来る様に己の感覚を研ぎ澄まし
備え鍛錬し続ける事が、GENTEMstickに乗る者達に要求される事だと思いたい
夏にサーフィンをやるとかやらないとか、スケートボードに
乗るかなどはどうでも良い事だ、どれだけ滑りをイメージ出来るか?
灼熱の太陽の下で雪を体感できるか?その境地を目指す事が必要だ
僕が思うGENTEMstickはその世界の中に存在するからだ、とても簡単な事だ
いつもどんなときも雪を滑る感覚を軸と重力をイメージし続けることだ
結論から言えばその延長上にサーフィンは存在しない極めて似ている
感覚が有るだけだ、スノーボードはスノーボード揺るぎない物
純粋な滑らかな波の上を滑走する感覚はとてつもない快感を与えてくれるが
雪の結晶と空気の集まりも同じ様にバターを削る様な又は綿飴を溶かす様な
快感を伝えてくれる、しかしそこには同じ時間軸の感覚は無いのだ
その事はこの遊びにはまった人間は誰もが理解している事だが口には出さない
スノーサーフィンとは上手く言った物だ、そう言う考え方は有るだろうが
実際には存在しない僕はそう思うようになった
サーフィンがスノーボードがスケートがSUPがそれぞれ素晴らしい遊び
なのはもう判っている事だから、その日一番自分らしさを見つけられる
遊びを選び楽しみ、リスペクトし合うことが、とても大切だ
結局水と氷もしくは波と雪をイメージし、その相互の感覚を楽しむ事
がすべてなのだろう Peace