ロングボードというサーフボードが有る、浮力がたっぷりでなぜだか?
9フィート以上をロングボードと呼ぶらしいが、多分大会などの競技によって
縛られた、規定によるものだと思う、自分的には7’10”を越えると、ロッカーの
関係でニュアンスがロングに近くなってくると思っているがそれも、
クラークフォームという既に無くなってしまったブランクメーカーの頃の
感覚なので今がどうかは、解らない、おそらく有効なロッカーは継承されるので
大きな違いは無いだろうと思うが、その辺りはチャンスが有れば寒川の
巨匠に聞いてみたいと思っている
さてそのロングボードを久しぶりに引っ張り出して、乗ってみた訳だが
20センチのビーチブレイクでもグライドする感覚を得られるとは今更ながら
感心してしまった、これでは年齢を問わず皆がはまる理由が理解出来た
オフショアの快晴で波がヒザからモモ位という歩いても沖に出られる
サイズであれば、安全で幸せな波乗り感覚を手にするのにこれほど
最適な道具は無い、只滑るだけであれば、本当に短期間で習得出来た気になれる
ところが是が大きな勘違いの始まりで、かくいう僕もロングボードだけにはまった
15年間を思い出しても、色々な板を試しては自分の未熟さを確認したに
すぎなかったという事実が有る、素晴らしい波乗り道具では有るが
それを極める事はこれまた非常に難しいと思う、未だにショートボードの難しさは
半端ではないが、解りにくいと言う部分ではロングボードは最高峰だ、
意外と乗れてしまうという罠が仕掛けられているので、万人に受け入れられるが
真実はほとんどの人には理解されないまま過ぎ去り
上達した気分になるのだからたちが悪い、この部分に気が付くごく一部の方々は
もう一度サーフィンを見直し、ロングボードを検証して勉強しなおすわけで
その時始めてとんでもない奥深い遊びに手を染めた事を理解する訳です
僕も短く無い時間をロングボードに捧げて来ましたが
その道は見えているようで届く事の無い、釈迦の手の中の孫悟空の気持ちです
出来たと思った所から始まる練習、出来ないと思っているうちはまだ良いし
幸せだ、今日久々に友人夫妻が遊びにきてくれた、ロングボードを楽しまれる
夫妻だがもっと上手く乗れる様になりたいと言っていた、上手く乗る事は
サーフィンを楽しむ上でとても大切だが、波と一体になる感覚、同期する
感覚を理解してもらいたいと思った、その手伝いを出来る事はとても嬉しい
少しのテクニックは直ぐに伝えられるが、板が大きいという事で見えなくなっている
事をどう理解してもらえるかがロングボードの最大の課題だと僕は思っている
ロングボードは本当に楽しい、この遊びを生涯続けて行けるように少しの
トレーニングをする事はあなたのサーフィン人生を更に素晴らしい物に
するための努力だと思う、惑わされず真実を見極めよう、いつも真実は
極めて簡潔な物で波から教えられる物なのだと思う peace!!!